未確認歩行物体
東方香霖堂などが好きなケダモノの住処
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素敵な楽園の巫女


「霖之助さん、霖之助さん」

トビラを開けて巫女が店に入ってくる。
へし折れた棒切れ片手に、店に入ってくる。

「どうしたんだい?」
「もっと頑丈で折れにくいお払い棒を作って欲しいの。ほら見て?こんなにポッキリ」
「やれやれ、どれくらい頑丈にすればいい?」
「そうね。妖怪の一匹や二匹、叩いても折れないくらいがいいわ」

無茶なことを言うと笑った霖之助。
だが巫女のためにと、頑丈な素材で拵えてあげた。


「霖之助さん、霖之助さん」

トビラを開けて巫女が店に入ってくる。
ボロボロになったアミュレットを引っさげて、店に入ってくる。

「どうしたんだい?」
「もっと強力なアミュレットにしたいの。ほら見て?こんなにボロボロ」
「やれやれ、どのくらい強力にすればいい?」
「そうね。妖怪をどこまでも追いかけていけるくらいがいいわ」

そんなことはできない、と言って困り顔の霖之助。
だがそんな厄介な妖怪を相手にするならと、霖之助はありったけの技術で強化してあげた。


「霖之助さん、霖之助さん」

トビラを開けて巫女が飛び込んでくる。
物騒な針を手に、店に踊りこんでくる。

「どうしたんだい」
「もっと硬くて鋭い退魔針を作って欲しいの。ほら見て?こんなにグニャグニャ」
「やれやれ。どのくらい硬くて鋭くすればいい?」
「そうね。妖怪をきちんと地面に縫い付けておけるくらいがいいわ」

さぞ丈夫な糸がいるだろうねと言って呆れ顔の霖之助。
だが他ならぬ巫女のためだと、霖之助は里の鍛冶屋などを頼って作り上げて見せた。


「霖之助さん、霖之助さん」

トビラを開けて巫女が入ってくる。
静かに、厳かに、お払い棒を右手にアミュレットを首に針を左手に構えて入ってくる。

「どうしたんだい?道具はみな変わりないようだけど
「ええ霖之助さん。今日は私のお仕事なの」
「やれやれご苦労様。僕は何をすればいい?」
「じっとしててくれればいいわ」

そういうと巫女は霖之助を頑丈な棒で殴りつけた。
たまらず逃げる霖之助をアミュレットが追いかけて足止め。
針を取り出して、たちどころに地面に縫い付けてしまった。

「私の血で染めた赤い糸。楽園の中でも、いっとう素敵だと思わないかしら?
 大丈夫よ。霖之助さんは半分だけ妖怪だけど、その全部を愛してあげる」


あわれな半妖の店主である霖之助が気を失う直前に見たのは
『だから動かないでね』と言って、のんきに微笑む、巫女の顔――




この記事に対するコメント

その発想は無かった。ていうかこの後の展開はエロなのかスプラッタなのかが気になりますw
【2008/06/06 21:36】 URL | なかつくにあき #cMcEE0to [ 編集]


いわゆる一つのヤンデレのようなものにございます。
エロもスプラッタも、妄想次第でございます。(笑
【2008/06/08 02:05】 URL | ぽんこつたぬき #tav.EX6g [ 編集]


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