未確認歩行物体
東方香霖堂などが好きなケダモノの住処
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書きたいけど書きたくないし書けはしない
人、それをオリキャラのSS未満の走り書き、あるいはチラシの裏という。

メモ代わりに書いておく。見栄えが悪かったので、中身は追記に。

幻想入りした男と飛行機。機器に興味をもった霖之助は知識と引き換えに協力を申し出る。
音速を目指す男。元のエンジンに魔力を複合させたエンジンを開発する霖之助。
男はいう。
「音の壁を越えて一瞬でも戻りたい。ただそれだけが望みだ。他には何もいらない」
「戻れる保証は無い。それに戻れたとしても君は…」
「言った筈だ。俺は何も要らないんだ。何もね」

ついに完成した音速の飛行機。だが飛ばす場所が存在しないなどの問題を男は指摘する。
それを聞いた霖之助は、一縷の望みをかけて紫に交渉をする。

「彼を飛ばさせてやってくれないか」
「それは、あなたの役目なの?」
「……やるだけのことはしてあげたい」
「……そう」

結果として、紫は境界を操り、緻密な計算に基づいた滑走路を提供。
結界を綻ばせて帰れる状態にしておくことを承諾した。

「君が帰れることを僕は祈っている。さようなら」
「さようなら森近霖之助。たとえどんな結果でも、後悔することはないよ」

順調に離陸し、強烈な加速で幻想郷の果ての結界へ突き進む飛行機。
そしてついに音の壁を打ち破る。

「見ろ……ついに……抜けた……」

男は結界の外にいたる直前、静寂の中でそうつぶやいた。
直後、機体は耐え切れず、四散。

「あの音が……ソニックブーム……」
「そう。音を追い越す瞬間に奏でられる音色。この音だけは、向こう側に届けてあげたわ」
「……感謝するよ。彼も願いが叶って喜んでいると思う」
「どういたしまして」

飛行機の残骸やパイロットの男は紫の力で回収された。
男は白骨と化して、なおレバーを握り締めている。

「死者の悔いを晴らすなんて、貴方の仕事じゃないわ」
「対価のやりとりさ。無縁塚で横たわっていた彼に出来る、僅かながらのね」

飛行機の本体とエンジンを対価として紫に譲り渡し、それが隙間に沈む姿をみる2人。

「どうしてこんなことを?」
「僕は声無き声を聞けるほどの力は無いが、声を持つ者の声なら聞けるからね」
「さすがは半人半妖ね。半分人間とズレて、半分妖怪とズレてるわ」
「さすがは僕、とは言えないな…」
「そういう境界に立つ人、私は好きよ」

笑うでもなく、泣くでもなく、青空を2人で眺め、物語は終わる。
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