未確認歩行物体
東方香霖堂などが好きなケダモノの住処
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くずようかん
魔法の森の入り口にある香霖堂。
儲からないけど潰れない程度の能力を有してるっぽいお店。
今日も店主が本を読みながらお茶をすすり、ついでに客を待っている。

「よう香霖。相変わらず儲かってないな」
「君が買い物をしてくれれば儲かるんだがね」

入ってきたのはお客じゃなかった。霖之助の分類で言えば魔理沙にあたる。
魔理沙の名前は魔理沙といい、魔法を使うこともある人間という噂もある。
事実、人間なのだけど。

「ちょっと借りてくだけだって。死ぬまでな」
「それじゃあレンタル料を払ってくれないかな?」
「れんたる?」
「貸し賃と言えば通じるか」
「おお、更にお金をくれるのか?悪いな香霖」

それはひょっとして冗談で言っているのか、と霖之助は思ったが気にしないことにした。
彼女とは終始こんな感じだ。およそ真っ当な価値観など持ち合わせていない。

「と、今日は何の用事だい?特に新しい品は来てないし、ミニ八卦炉はこの前調整したばかりなんだが」
「何だよ。用が無ければ来るなって言いたいのか?」
「そうは言わないが、手に包みを持っているからね」

ああ、と魔理沙は包みを解いて中からお菓子をとりだしてきた。
竹の皮にくるまれていたのは、透き通る皮が餡子を包んだ一品。

「どうだ!くずようかんだ」
「ほほう」

どこから盗んできたんだい、と言いかけたがさすがにそれは憚られた。
手元にお茶、目の前に美味そうな菓子があるのだから、それを逃す手は無い。

「で、これはどうしたんだい?」
「実は――」

渋くなった口の中に、ぷつりと音を立てて切れる、ほのかに甘い葛の皮。
そして甘い、その中身。
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