未確認歩行物体
東方香霖堂などが好きなケダモノの住処
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ある秋の日の過ごし方
細々と書いてた東方と関係の無いものが完成したり課題に追われたりしています。
そんな幻想卿の外の話はどうでもいいかもしれませんが、何となく報告したくて。

あと、もう随分前ですがリンクの申し込みがあったのでこちらからも追加しました。
スパムコメントが多くて正直げんなりしていたのですが、おかげさまで元気になれました。
新しいサイトさんの力で自分みたいな僻地も頑張れるというものです。

……というわけで久しぶりに書いて見ました。
なぜか橙がいます。なぜでしょう。
秋になり空気も冷え込んできたころ、無縁塚から帰ってくると猫が上がりこんでいた。
といっても、その猫の尾は1つではないので、真っ当な猫でないのは一目瞭然。
なぜ、とは問わないことにしている。理解できないものは気にしても仕方が無いのだ。

「にゃー」
「何でこんな家にいついてるんだか…マヨヒガに帰ればいいだろうに」
「にゃーん」
「よくわからないが、まあ邪魔さえしなければいいよ」

構って欲しいのか、僕の服の裾にちょっかいを出してくる。
ハッキリいってどうでもいい、といいたい所だが服がダメになるのはいただけない。
首元をつまみあげて、その辺においておく。

「なーぉ」

無視。
品の吟味もいいが、今日はどうにも気が乗らないので店も鑑定も放置して横になろう。

「全ては寝て起きたらでいいか」

1人暮らしが長ければ、独り言も増える。風呂も沸かすのは面倒だ。
……と思って眼鏡を外して横になっていたら、僕をじっと見ている気配を感じる。
その気配は僕に近づいてきて、とうとう鼻をつままれてしまった。
ぷひー、と間抜けな音を立てて口から息が漏れていく。

「やめい。」
「あ、おきた」

どこをどうやったのか、枕元には少女がちょこんと座っている。
その表情は明らかに不満そうであったが、僕の知ったことではない。
とはいえこの様子だと寝かせてもらえそうにないので、起き上がらざるを得ないのが悲しいところだ。

「つまんない」
「そうか。里に猫がいるから戯れておいで」
「やだ」

参ったな、と思うがこのまま横になっていることも叶いそうにない。
仕方が無いので拾ってきた道具の吟味を始めることにする。

「うたがふをやめよ 林は寒くして、いささかの雪凍りしき、根まがり杉ものびてゆるゝを。」

書いてある文字を口に出してみる。詠唱をするということは自分が考えてる以上の意味を持つ。
音にすることで、その文章の持つ独特の香りのようなものに触れることができるのだ。
これが最近の僕が見つけた、新しい書籍の楽しみ方だ。欠点は、人が来ると恥ずかしいのと、疲れる。

気がついたら凶兆の黒猫は、見た目どおりの黒猫になって僕の周りをうろうろとしていた。
どうやら彼女は人の声が好きらしい。つまり、意外にも八雲家は静かな可能性がある。
確かに得体の知れない感じがする。喋っていても会話がかみあわないこと著しいだろう。


などと考えながら結局、魔理沙が来るまで僕は延々と拾ったほんの朗読をしていたのだった。
これも読書の秋だといわれると、何か違う気がする。そんな1日。
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