未確認歩行物体
東方香霖堂などが好きなケダモノの住処
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さいなん4

「霖之助さーん」
「いらっしゃ……おや、霊夢じゃないか」

形はどうであれ品が売れたので一息ついていた霖之助は、
いつもの茶葉略奪者をいつもどおりに出迎えた。

「今日は珍しくお客が来るみたいじゃないの」
「ああ。既に2人の来客が会ったよ」

精霊を数えるなら匹の方が適当なのかな、と霖之助は思いながらも霊夢の動向を探る。
いつも通りなら霊夢は霖之助の手に入れた茶葉を、ツケということで持ち去っていくのだ。
流石に勘弁願いたいところだが、あまり厳しい態度に出ても見返りが薄いのが幻想郷だ。
代わりに札を譲ってもらったりしているので目を瞑っておくあたりが妥当な線なのだろう。
霖之助は、そう心得ていた。

「こうなれば私も何か買った方がいいのかしら」
「おいおい霊夢、君までどうしたんだい?いや勿論大歓迎なんだけど」
「でも持ち合わせが無いのよね」
「そうくると思ったよ」

驚きのあまりに本に栞を挟むのも忘れて本を閉じてしまった霖之助であったが
霊夢の様子はいつものままだったので、かえってありがたく感じた。
今回の盛況ぶりには魔理沙が絡んできているとなれば、流石に不安も感じるというわけだ。

「魔理沙は何か言ってたかい?」
一体魔理沙が何をしているのか霖之助には見当が全くつかなかった。
だが確かにお客は来ている。本が狙いだということ明らかだ。

「特に?あ。さっき魔理沙とすれ違ったけど、紅魔館の方まで飛んでいってたわよ」
「何ぞ迷惑をかけてなければいいんだけど……」
「無理じゃない?本とかを目当てに何度も顔を出してるらしいから」

数少ない、きちんと対価を支払ってくれるメイドの顔が浮かぶ。
今度店に来たときには少しおまけでもつけよう、と霖之助は思うのだった。

「じゃあ、今回はツケで」
「今回『も』だろう……そうだ、帰り道に会ったらでいいから、魔理沙に言伝を頼めるかい?」
「ツケをチャラにしてくれるなr「却下」」

けち、と何処かで聞いたような言葉を霊夢は呟いていた。

「ここにくるように、でしょ?わかってるわよ。じゃあまた!」
「頼んだよ」

ちょっとばかり拗ねながら、巫女は袖とリボンをはためかせて、空を飛んで帰ったのだった。





ちまちま書いてけばいいよね!
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