未確認歩行物体
東方香霖堂などが好きなケダモノの住処
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みこがゆく
副題:ある異変の解決における、彼女の仕事の始め方


異変が起こるたびに巫女は現れる。その力を以って、どうにかしてしまう。
今回の異変は、沢山のイナゴがどこからともなく現れたらしい。
このままでは農作物が一切合財やられてしまうだろう。

そんなことが里で騒ぎになっている、と言ってくれたのは魔理沙だ。
食えるらしいから持ってきた、と爽やかな顔だった。

「魔理沙。これを佃煮にしろと?」
「ウチの鍋は実験に使ってて料理には回せないんだぜ。ダメなら適当に野に放つが」
「放つな。しかし佃煮か……かなり気が進まないが、試してみよう」
「おし!じゃあ残りは倒してくるぜ。霊夢も来るだろ?」
「そうね。このお茶を飲み終わったら行くわ」
「先に行ってるぜ!ひゃっほう!」

箒にまたがり、文字通り飛んで行く魔理沙。
霊夢も茶を飲み干すと、湯飲みを置いて立ち上がる。

「ねえ霖之助さん。ちょっと私もいってくるわ」
「イナゴに妖怪退治の道具が役立つのかい?」

すると霊夢は、さも当然のようにこちらを見て、笑いながらこう答えた。

「霖之助さん。私はだぁれ?」
「博麗の巫女」
「そういうことよ。じゃ、いってきまーす♪」

さしあたって僕は、イナゴを佃煮にする仕事にとりかかることにした。
確信はない。けれど、きっと上手くいくだろうと思いながら。

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なんと


あんな盛大な返信をされるとは思わなかったので恐れ多くてガクガクしてます。
あわわ、ありがたや。


プロット君「僕を見て。僕を見て。僕の中の話がこんなにも大きくなったよ」
ひぃ、モンスター!
……だったらいいな、と思うわけですが私の話にプロットは、基本的に無いという。


桜が満開だから見に行こうと思ったら寒いの何の。気温を見て吹いた。
春と見せかけて冬。なんというフェイント。



▼以下、拍手レス。

>なんだハッピーエンドじゃないですか
ハッピーエンド?いいえ、デッドエンドです。
……見方によっては幸せかもしれませんが!

やんでれ ~Ver ゆゆ様~
庭師の娘を助けた縁で、僕はその庭師の仕える主に気に入られたようだ。
主は幽霊で、見た目こそ美しい少女だったがたいそうな力を持った亡霊らしかった。

「こんにちは」
「いらっしゃいませ。おや、今日はいつもと違う帯ですね」
「あら、わかりますか?」

何度か商売で言葉を交わすうちに、気づけば彼女とは度々訪れるような間柄になった。
買い物をするために来ることもあれば、理由無く姿を見せるだけのこともあった。
庭師の娘も度々顔を出していた。以前は使いとしてだが、最近では主の従者としてだ。
最初こそ何度か口を聞くこともあったが、今では喋ることは無い。
思いつめたような表情でじっとこちらを見ていることもあるが、尋ねると口を閉ざす。

「こんばんは」
「おや、どうしました?店は開けていませんが」
「珍しいお酒が手に入ったので、いかがかしら、と思いまして」
「これはどうもありがとうございます」

やはり幽霊というだけあって、昼間に見るよりも夜の方が強く存在を感じる。
庭師の娘の話が確かならば、それは大きな屋敷の主だという。
それほどの者に酌をされては断るに断れまい。

「お味はいかがですか?」
「これほど良いお酒は滅多に飲めませんね。年に一度、あるかないか」
「お気に召していただけて何よりです」

本当に嬉しそうな笑顔を見せる幽霊が何故こんな酒を振舞ったのか皆目検討が付かない。
確かなのは、しなだれかかってくる彼女の冷たさが、酒で火照った体に心地よいことだけだ。
僕はあまりこういうことに聡い方ではないが、それでもここまでされれば意図は読める。

「……私も頂戴いたしますね」
「これは失礼。あまりの美味しさに、飲んでばかりでした」

彼女の杯を探すが、それらしきものは見当たらない。
だが彼女が僕の杯を差し出してきたのを見て、元々そんなものは無いのだと気づいた。
酒を注ぐ。彼女は僕に体を預けたまま、静かにその酒を飲み干した。

その後も静かな宴は続いた。彼女は僕に酒を注ぎ、僕は彼女に酒を注いだ。
次に彼女はどこか韻を踏むような不思議な言葉を、とうとうと詠いながら舞った。
それはまさに幻想と呼ぶに相応しい、僕の生涯見たものにおいて最上の部類に入る舞だった。

「……深く、お慕い申し上げておりました」

その言葉に僕は抗うことが出来なかった。彼女の顔が僕に迫り、距離が零に至る。
僕は目を閉じながら、芳しい桜の香りと彼女の香りを吸い込んで、彼女を受け入れていた。



「三々九度の杯と祝詞。貴方が半人半妖故に半分の式にて縛らせていただきました。
 改めてお慕い申し上げます霖之助さま。共にありましょう。霖之助さま。嗚呼……」
「幽々子さま……」
「妖夢、西行寺家庭師としての貴女に命ずる。彼の亡骸は西行妖に埋めなさい」
「……ご下命、しかと承りました」

「うらめしや……この身が、この力が、恨めしや……恨めし……」

僕は胸の中で泣く彼女をそっと抱きながら、自分だったものが運び出されるのを見送った。
いつまでも、いつまでも見送っていた。

[READ MORE...]
結局、分けることにしましたとさ
カテゴリで分ける意味が無いじゃないか、という結論になりました。
SSみたいなのは、分けてエントリを作ろうと思います。

では、拍手レスをば。

>妹紅が料理とか作り始めてそのうち普通にキスとかしてそうだ
そういう、気づいたらそんな関係に、的なのはいいですよね。

>ぎゃーすかぎゃーすかサバサバした妹紅がああああああ!!!
私は好きなんだあああああ!!! …ダメでしょうか

>もこたんかわいいよもこたん
かわいいですよねもこたん。うさんくさいですよねでも大好きですもこたん。

>そういやなんでもこたん帰りたくないっていったんだろ、よほどヒマだったのか?
ヒマだったんでしょう。ついでに、もっと霖之助と遊んでたいんだと思います。本当に蓬莱人かもこたん

>二千オメデトウ御座います。
ありがとうございます。
最近は以前よりもアクセスが多くなって自分でもビックリしております。
日に5~7人だった気がするんですが…これもリンク先の知名度の賜物でしょう!
ありがたいことです

ごごのご
雑記に書くような事を雑記だけの記事で作るとトップページが縦長になると思ったので
試しに混ぜて書いてみるテスト。普通に書くのとどちらが見やすいか、求む、ご意見ご感想です。

それから個別に返信を希望する内容などを送りたい場合の為にメールフォーム設置してます。
多分使われる事は無いんじゃないかと思いつつも、何かありましたらそちらへ。


と、ところで、ありのまま今起こったことを話すぜ。2000hitを喜んだらカウンターが2100になっていた。
催眠術だとか(ry



以下にショートストーリ。ギャグ風味。私の中で、不真面目なこーりんはこんな感じです。
時々ヤンデレな方の餌食になります。色々な意味で。
[READ MORE...]
気がついたら2000hit
念願の、2000ヒットを てにいれたぞ
信じられない。ありがとうございますホント。

(22:30)
調子に乗って自発的にリンクを貼ってみる。
場所はこちら。
おそらく紹介不要。有名。基本的に日参してるサイトのうち一つです。
ブログ形式でサイトを作ろうと考えてfcを選んだ理由の一つは、間違いなくこの人の影響です。
テンプレまで同じにするべきか最後まで悩んでたという経緯があります。
Web拍手が今週中に復活したら報告しよう……



▼以下拍手レス
>2000hitおめでとうございます!これからも影ながら応援させていただきますbyドルル

ありがとうございます。更新してから2件ものホットなスパムコメントを頂きましたが
こうやって普通の祝辞をいただけるのは格別なものがあります。
これからも頑張っていきますね。
ひっこしそば
リンクを申し込まれて思いついたネタ。鬼狼・鬼干瓜様に感謝。

「昨日で米は尽きた。かといってパンのようなものは無いし」
日が沈む頃、僕は夕飯をどうするか考えてひとりごちた。
抜けばいいかと結論付けると、コンコンと扉を叩く音がする。

「はい、開いてますよ」

開け放たれる扉の先にいた人物を確認すると僕は食欲が減退。腹の虫が沈黙する。

「ごきげんよう」
「そろそろ閉めようかと思っていたんですが」
「あら、間に合ったようで何よりですわ」

手に傘と包みを持って、それでいながらドアから中途半端に離れた立ち位置。
どうやって叩いたのか軽く問いたい衝動は、封殺した方が身のためだ。

「はい、どうぞ」
「何ですかこれは」
「引越し蕎麦です」

渡された包みを確かめると、なるほど、そこには蕎麦が入っている。
僕の意識は蕎麦の前にある引越しという単語を排除したくて仕方が無いのだが
意識の隙間に楔を打ち込むがごとく、彼女の言葉はガツンと突き刺さる。

「すみません。今何と?」
「だから、引越し蕎麦です」
「――ああ、なるほど。僕に引っ越せと」
「いいえ?まあ、引っ越しても構いませんけど」

現実逃避というのは正気を保つためのささやかな自衛手段だ。
ぐにゃり、と空間が歪んでスキマから瞳が見えた気がするが気のせいに違いない。
目が合ったような気がするのも勿論、気のせいだ。うっとりじっとり
それでいてねっとりと見られていたなんてのは気のせい以外の何だというんだ?
そうじゃなきゃ僕は発狂する。

「……ちょっと失礼」

思わず店の外まで駆け出す。
八雲紫ならばある日突然、家の一軒や二軒を出現させるくらいやってのけるからだ。
だが僕の瞳には、いつもと変わらない光景しか映らなかった。

「何も見えませんが」
「あら、さっき見たじゃありませんか?出入り口を」
「ははは」
「うふふ。偏在してるんですよ」

笑って誤魔化して、とりあえず持ちっぱなしの蕎麦をそっと机に置く。
偏在。つまり真面目に引越してくる必要性は無いということか。
だとすれば蕎麦こそ本来の目的であり、単に蕎麦を届けに来たのだろうか。
蕎麦に非は無い。むしろ慢性的な食糧問題と貧困にあえぐ状況下では、かなり尊い。

「なんというか、それでは別に蕎麦を届けなくても」
「そういうことですので、これからもよろしくお願いしますね?」
「どういうことなのかわかった例が無いんですが」
「あら、判ってらっしゃるじゃないですか」

いま貴方が本気でおかしそうに笑っていることくらいは、と心の中で言い返し
ゆっくりと扉を閉めて去る彼女を、僕は死んだ魚のような瞳で見つめていた。





[READ MORE...]
あらビックリ
こちらの方からリンクの申し込みがありました。ひゃあ、恐れ多い。

ちなみに東方のヤンデレを最初に拝見したのがこの方の作品だったりします。
ヘルシングネタを知っている身としては、2度おいしい作品でした。
ありがたや。


▼拍手レス(六道の辻さんを見習って)

>姫様の夜這いフラグが立ったようですね
けっこう姫と霖の組み合わせとか、もこと霖の組み合わせは楽しかったりします。
いい感じにズレてるので、かえって妙にかみ合いそうで。
模様替えをしてみて
とくにネタは無いけど更新しないと忘れそうなので、念のために拍手レスなど。

拍手などの反応を見るに、割と好評な模様で安心しました。
文字に関しては自分で色をつければ、見づらさは克服できそうな気がします。

拍手で暖かいメッセージありがとうございます。かなり喜んでニヤニヤしてます。
おまけはまだ1種類しかありません。すみません、何度も押してくれたみたいで。

と、最近になってようやく拍手の量の落差に納得できたのでした。

そして休みなのをいいことに二次創作を読み漁ると必ずネタが被るという法則。

My spell card 発動。

鈍符「気にしない」



BONUS 0
Spell Card Bonus !
+0 
[READ MORE...]
やんでれ ~Ver ヤゴコロ先生~

鼻歌交じりにすり鉢の中に幾つもの材料を放り込み、混ぜる。
続いて特殊な機器を用いて成分を抽出。純度を高めて結晶化させる。
それを今度は純水へと溶かし込み、水溶液を作成。これを添加して完成と相成った。

「我ながら逸品ね。ふふ、どうやって食べさせようかしら」

その匂いに引き寄せられるように、哀れな兎が1羽あらわれる。

「味見してみますか?」

『是非もなし』と味わった兎の顔は、まるで天国への階段を眺めているかのよう。
手伝っていた助手の、保身という理性と良心という感情が揺れ動く様はいつみても面白い。
世の中は薔薇色。胸躍るときめきが、彼女の行動を次々と決めていく。

結論として導き出されたのは正攻法。八意永琳特製のおはぎである。


「あら永琳、出かけるの?」
「ええ姫様。ちょっと、手に入れたいものがありまして」
「ふーん。永琳がわざわざ出かけるなんて珍しいわね」
「こればかりは私が手に入れないと意味がありませんから」

好意にも色々な形がある。

「いらっしゃいませ……おや、その包みは?」
「最近お菓子作りに凝っておりまして。ちょっと男の方にも味見をしていただこうかと」
「いいんですか?どれ。では一つ……うん。甘さが丁度いい」
「よかった。実はこれ貴方だけへの特製なんですよ――ねえ、森近さん」

”月の頭脳”八意永琳の好意は、化合物だった。

酒は百薬の長なれど
花粉症の人間がガッツリ飲めば、そこに待つのはありえない鼻づまり。
一瞬の天国と、長きに渡る代償と。

そして寝る前に薬を飲んでしまったが、これは非常によろしくない気がしてきた。
時間差があるとはいえ……変な症状がでませんように。

そして見栄えを考慮してテンプレを変更してみました。
個人的には文字が小さいなあ、と思うのですが、反面
変な改行が減っただけありがたいな、と思います。

以前と比べてどちらがよかったか、などのご意見求む!

もっといいテンプレがあれば、それにしたいんですけどね。
あらいもの
日々流転。日進月歩。むせかえるような生と死。それが魔法の森だ。
香霖堂に入り浸った帰りに、自宅に戻る前に右折して古木3本を直進。
そこから木々の間を2分ほど直進してアリスの家に顔を出す。

「ようアリス。景気はどうだ?」
「たった今から最悪の兆しよ」
「実は景気なんてどうでもいいんだけどな」
「でしょうね。貴女が経済観念を持ってたら本を持ってくことも無いでしょうし」

洗濯をしていたらしく、干された着衣が風に揺れていた。
こういう部分に時間をとられるのが一人暮らしの面倒なところだ。

「独断と偏見に基づいて死ぬまで借りてるだけだぜ」
「それを世間では略奪って言うのよ」
「互いに人里はなれた場所に済んでるのに世間も何も無いぜ」
「ハァ……で、何の用事?」

私の持論に、アリスはついていけないと言わんばかりのため息をついて話を切りかえた。
実を言うと香霖に言伝を頼まれているのだが、それをいきなり伝えるのも面白くない。
とりあえず採取しておいた、何とか食べられるキノコをそっと差し出してみる。

「実はキノコの押し売りにやってきたんだぜ」
「いらないわ」
「またまた。遠慮するな、ほれほれ」
「い・ら・な・い・わ!」

無視してそのまま空になった洗濯籠に投擲。見事に入った。
これが別のゲームだったら何かポイントを貰えるに違いない。

「最初の一本はサービスだ」

決まった。アリスの冷めた視線がたまらなく痛いが、そんなことは些細な点だ。

「……まあ、あとで処分しておくわ。で?本題は?」
「酷いぜ。香霖が『入荷したよ』っていえば判るって言ってたぜ」
「ああ、はいはい。じゃ、午後にでも行こうかしら」
「略奪だよな」
「買い物よ!かわいそうに……」

香霖に同情するアリスを笑い飛ばして自分も着替えて洗濯することを頭の中で提案。可決。
早々に別れを告げて帰ることにする。
魔法の森の湿気は独特で、午後に干すと満足に乾かない可能性が高くなるからだ。

だから帰る。よく私は香霖堂に顔を出すが、あまり他の客がいるときには居たくない。

時々そんな自分が不思議でしかたないが、いつか判る時も、来るだろう。
さぎうさぎ  ~おかわり~
ひょこひょこと動く耳。折れ曲がって、やわらかそうな耳。
にんじんを齧らせたりすれば、きっと似合うだろう。
というか本物なのだから、普段から野菜をかじってるのか……

「何さ」
「いや失礼。その耳が気になってね」
「ふーん…………触ってみる?」
「いいのかい?」
「いいよ」

てゐ笑顔で近づいてきて、霖之助の体に背を預けるようにする。
よく考えるとかなり親密な関係に見えなくも無い。
が、そこは森近霖之助。知的探究心の前では、そんなことはどうでもよかった。

「どれどれ……では失礼して」
「うむ、よきにはからえー……あ、引っ張ったらブッ飛ばす。痛いから」
「気をつけよう」

手を近づけると、ぴくりと僅かに耳が反応する。体温が伝わってくる。
想像以上にやわらかく、さわり心地が良い。
先端をそっとなで、根元まで恐る恐る触れる。
次に根元から先端まで、ふちを指先だけでなぞるように動かして手触りを楽しむ。

僅かないい匂いが鼻に届いた。そっと髪の毛に手櫛を入れる。
独特の波打った髪の毛は、するすると引っかかることなくそれを許した。
烏の濡れ羽にも近い、漆黒。両手で弄び、耳と髪をさわってみる。

「もういいよ、ありがとう」
「……んっ」

さすがに長い間弄るのはどうかと思ったので、ほどほどにして開放することにした。
最後に頭を撫でて、乱れた髪の毛をなるべく元に戻しておく。
指がはいるほどサラサラだったので、面白いくらい簡単に戻った。

「……どいてくれると嬉しいんだが」
「……うぅ」
「髪はダメだったか。ええと、櫛があるからソレを使うといい。すぐ戻るよ」
「……いんちきだ」
「何だって?」

服の裾を握ってピクリとも動かない兎の呟きが気になった。
だが、そろそろ体勢的にも不味い気もしてきたので、霖之助は離れるよう頼む。

「そろそろ辛いんだが」
「あと少し……よし、帰る」
「? そうかい」

まったくよくわからないまま、残り香だけが今起きたことを証明しているかに見えた。
この香りも、すぐに店の中に消散していくだろう。霖之助はそう考えていた。


翌日。
どこから手に入れたのか、髪を撫でているところの写真を、てゐが持ち込んできた。

「なんだこの写真は」
「触るのは許可したけど無料なんて言って無いよ」
「な、なんだって!」
「へっへっへ。この写真が出回ったら店主さん、ケダモノ妖怪として幻想郷中から一目置かれるね☆」
「嬉しくない……くっ、この写真じゃ僕が君を襲ってるように見える…」
「バッチリだねー」
「この表情といい……これが演技か……」
「ぇ?ぅ…うるさい!バーカバーカ!写真ばら撒くぞ!」
「詐欺だ!絶望した!」

頭を抱える霖之助を眺めると、ニヤリと笑ってうさぎは櫛を取り出した。

「写真が欲しけりゃ、労働奉仕だね」

その笑顔、果たしてどんな意味が含まれてるのやら。
マウスで頑張った気がした
けど実はそんなこと無かった。
本体は帽子


(※ぽんこつたぬきは種族的に、行き詰ると現実逃避を始める傾向があり、その産物。
今回は画像の模様)



あ、拍手にコメントがあったので、追記にて返信させていただきます。


[READ MORE...]
さぎうさぎ
魔法の森にある古道具屋、香霖堂。
潰れない程度の能力を遺憾なく発揮して今日も営業中。

「ね、もっとお客が入る方法を教えてあげようか?」
「いや……別にいいよ」
「儲けたくないの~?」

うさのみみを持つ正真正銘の兎が、不思議そうに問いかける。
普通の商売人ならそれを否定することはできない。
もちろん香霖堂店主である霖之助も、全く興味が無いといえば、それは否である。
だが、食いつくほどには興味が湧かないのも事実であった。
霖之助は、どちらかといえば商売人よりも趣味人であるからだ。

そのことが因幡てゐには不服だったようで、あれこれと食って掛かってくる。

「だから、一人の客に二人の客を紹介すればタダにするっていえば……」
「兎がネズミ講をすすめるのは如何な物かと思うんだ」
「じゃあここに金貨とか砂金の塊があるから……」
「これが『本物』ならね」

てゐの積極的な提案に霖之助が消極的な対応を行う。
何回か同じ工程を繰り返してとうとう、てゐの苛立ちが頂点に達した。

「あー!つーまーんーなーいー!何!?儲けたくないの!?それでも商売人かーっ!」

バン、と卓上を叩く。急須が一瞬だけ宙に浮くが、湯飲みは霖之助の手の中だ。
霖之助はてゐを一瞥すると、静かにお茶をすすりながらこう答えた。

「儲けが欲しければ、もっと立地に気を使う。品揃えだって見直す。もっと人に近づくだろう」
「なんでしないのさ?」
「質問を質問で返すようで悪いけどね、そんなに儲けてどうするんだい?」
「え?」
「だから、儲けて、それでどうするんだい?この限られた世界で、どうしろっていうんだい?」
「う……じゃあ何で店なんか構えてんのさ」

お茶を飲み干した霖之助は穏やかな笑みで、てゐにこう答える。

「趣味だ」

てゐは納得いかず、とにかくイライラして仕方が無かった。
自分でも良くわからないくらいに、イライラして仕方が無かった。
[READ MORE...]
書きたいけど書きたくないし書けはしない
人、それをオリキャラのSS未満の走り書き、あるいはチラシの裏という。

メモ代わりに書いておく。見栄えが悪かったので、中身は追記に。
[READ MORE...]
朝、目が覚めたら
目が開きませんでした(花粉症
この時期に学校に行かなくていいというのは、真にありがたい。

なんともありがたいことにリンクの申し込みがあったので記載しておきます。
ロキさまの運営するロプトの館です。

ロキさまの所もそうですが、あのテンプレって書きやすいんでしょうか?
東方関係なく、意外とよく見かける気が…
創想話が…
なぜか見れなくなってる。アクセス禁止されてしまったのかなあ。
ひっそりとコメントを眺めに行きたかったんですが…

拍手の数とコメントはログインしないと見れないと今更知りました。
拍手してくれてありがとうございます。もう感謝で一杯です。
しにがみがふらっと 2

香霖堂の扉が景気よく蹴破られたのは、鎌を持ち帰ってから半刻ほど過ぎた頃だった。

店主である霖之助は壊れ具合から魔理沙ではないと判断し、ついでにマジックアイテムのアイディアとして、蹴り飛ばすと勝手に開いて、蝶番、錠前、扉本体の破壊を回避。自己再生機能を持つ魔法の扉の作成を行おうと決意した。名前は『二律背反』

「やい泥棒。鎌返せ!返さなきゃ枕元に毎晩立ってやるぞ!」
「いらっしゃいませ。鎌ならあすこに。それから、枕元に立つのは幽霊じゃないのか?」
「関係あるかいっ!ちょっと船の上で眠ってたら下流に流されててビックリ。鎌が無くて二度ビックリだ!この小野塚小町、死神だけど思わず心臓が止まって死ぬかと思ったんだからね!それで距離を操ってみたら何やら届かないから三度ビックリだ!上司にバレたらどうなるかわかったもんじゃない!さあ返せ!やれ返せ!返せ返せ返せっ!」

うるさい、僕はマジックアイテムで頭が一杯なんだ。そう思ったが、目の前の死神の剣幕がかえって妙な冷静さを与えてくれる。霖之助は、小町ががなりたてるのを聞き流しつつ、お茶をゆっくりと啜って一息を付いていた。

「はい、お茶どうぞ」
「こりゃどうも……じゃなくて!鎌!返せっつうの!」
「だから、鎌はあそこに置いてありますから」
「小汚い棒を指差して適当なこというんじゃないよ!さっさと出しな!出さなきゃ三途の川の向こう側までご案内して閻魔様の前でぎゃふんと言わせてやる!ナリはちみっちゃいし可愛いが、滅茶苦茶に怖い!」
「はいはい。まだ怖い閻魔様には会いたく無いので持ってきますからお茶でも飲んでてください」

ずいぶんと焦っているようなので、説明するより現物を渡した方が早いと、鎌を取りに行く。刀身剥き出しで店に置いてはいられまいと気を利かせて布をかぶせておいたのが間違いなのだと、霖之助は己の行いを悔いた。まさに後悔この上ない。

「はい、お探しの品ですよ。今ならオマケで小汚い棒の先端に物騒な刃までついてます」
「ぎゃふん」

ようやく静かになった、と霖之助は思った。一方小町はすっと立ち上がり、自身の体へ器用に鎌を立てかける。肩幅ほどに足を開き、片手を腰に当て、もう片方の手で豪快に湯のみを持って、一気に飲み干した。
微妙にはだけた着衣が色気をかもし出しているが、その振る舞いはどう見ても豪快の一言に尽きる。
もっともそれを眺める霖之助視線はひややかなものであったが。

「…………お茶おかわり。熱いの」
「……三番煎じでも?」
「ハハハ。白湯よりはいいさね」
「茶菓子は生憎とツケという名の強奪にあったばかりで無いから諦めてくれ。他に何かあるかい?死神様の小野塚小町さん?」
「う、うぐぅ……」

小町は非常にいたたまれず、弱った顔をしている。

「ああ死神さまだもの、やはり店で一番高い茶でも出さねば失礼にあたりましたね。いや申し訳ない。後生ですから枕元に立って三途の向こう側の、ちみっちゃくて可愛くて怖い閻魔様の前までつれていってぎゃふんといわせるようなマネはしないでいただきたいところ。ゆくゆくはお世話になるのでそのときは何卒ゝ」

そういいながらお茶を注いで、にっこりと微笑みながら湯飲みを差し出した。
ちくりちくりと嫌味を言う。霖之助のささやかな復讐である。

「うむ、よきにはからえ……なんて……あはは……」
「………」
「……ごめんなさい。すいませんでした」
「フン。まあ理不尽な駆け込みも大概に慣れてるから気にしなくてもいいがね」
「絶対気にしてるだろ……」
「なんということだろう。僕は死神に怒鳴られて気を病み自殺したら閻魔様に怒られるんだろうなぁ……もうだめだ。絶望した。恩人の娘や神社の巫女には強盗をされて死神に殴り込みをかけられる幻想郷に絶望した。そう言った僕の嘆きを、ちみっちゃくて怖くて可愛い閻魔さまならきっと聞いてくれるに違いない。それこそがこの哀れな店主の最後の希望――」
「あっ、あっ、ごめんなさいごめんなさい。悪かった!ホント!」
「まあ今のはホントの様なウソのような真実の混ざった冗談だけどね」
「色々あるんだねアンタも…」

互いに落ち着いて、2人は扉を元の位置に何とか直した。
扉を立て直して鎌を手に取る小町は、それにしても、と首を傾げる。

「どうして力が届かなかったんだろう?」
「力?」
「そうさね。この鎌との距離を縮めようと思ったんだけど、上手いこといかなかったんだ。おかげさまで慌ててスッ飛んできたってわけ」
「この店もそれなりには魔除けはしてあるけど、死神まで追い払えるとは思えないな」
「どんだけメチャクチャな奴が奪ってったんだと思って気合入れたけど、扉はあのザマだろ?」
ばつが悪そうに頭を掻きながら、小町は続けた。
「ってことは鎌だけ封じてるんだと思ったの、さ。ね、何か心当たりあるかい?」

霖之助は答える代わりに、壁に立てかけておいた草薙の剣を鞘から抜き放つ。

「……道理で。まー、細かいことは聞かないけどさ。それ持って歩くと蛇の神様とかがうっさいよ?」
「神が幻想郷にいたとしても、幸いにして縁が無いからね」
「そうさね、神様なんて縁が……って、ここ!ここ!」
小町は自分を指差して抗議すると、霖之助はそれもそうかと納得した。

「忘れて無かったことにしようと思ったんだが」
「馬鹿にしないでおくれ。それじゃ帰るけど――霖之助とやら。その剣を持ってるんなら、そのうち蛇の神とも縁が巡り巡ってくると思うよ」
「ふむ。どうしてそう考える?」



「縁は円だけに、ぐるりと回るのさ」



[READ MORE...]
更新
大変ありがたいことにリンクの申し込みがあったのでこちらにも記載しておきます。
ドルルンさまの$貯金日誌です。
ステキなSSがございまして、何故か読んでいるとお腹がすいてく……ハッ、私は何を!

先にリンクを張ろうと思ってたんですがWeb拍手を設置した段階で燃え尽きて失念。
不覚ッ
神は死んだ
http://www.wizards.com/default.asp?x=dnd/welcome

知らない人にとってはただの得体の知れない異人かもしれない。
自分にとっては、まるで雲の上でサイコロを振ってるような偉人でした。
人生を変えたゲームというファクターを追いかけると、大半はこの人に辿り着く。

残念でならない。
しにがみがふらっと

森近霖之助は今日も無縁塚で何か掘り出し物が無いかを探していた。

「うーん。よさそうな物は見当たらないな」

その声にネガティヴな感じはこもっていなかった。
収穫は無いことの方が多いので特に気にしていないのだ。

「と、思ったら何やら不気味な鎌が……持ち主はいるのかな?」

あたりを探せど誰もおらず、試しに周囲に呼びかけてみたが返事は無い。

「誰かに持ってかれるよりは持って帰ろうかな……おや?」

手にとってみると、見た目よりもずっと軽く、そして冷たかった。
そして何よりもそれは、死神の鎌であることを霖之助は己の力で見抜いていた。

「どうしたものか。こんなのを置いたままにするうっかりした死神は困ってるに違いない」

鎌を片手に周辺を探して回る。茂みの中、木の上、目ぼしい所、どこにも見当たらない。
持ち主が見当たらない以上は他の道具と変わらず持って帰るのがいつものパターンである。

「死神が死んだらどこにいくんだろう」

香霖堂の片隅、草薙の剣の隣に置かれた死神の鎌を磨きながら、霖之助は首を傾げるのであった。
[READ MORE...]


プロフィール

ぽんこつたぬき

Author:ぽんこつたぬき
春が来たら冬眠から覚める獣。
リンク、転載は許可無しでも可。

小説っぽい何かが読みたい人は
東方タグを押すと楽です。

twitter -> ponkotsutanuki



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